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ファンドレイジング・日本2014に参加しました!
 東京・両国で開催された、ファンドレイジング・日本2014 に参加して参りました。そもそもファンドレイジングに興味を持ったきっかけは、ドリームマップ普及協会 の秋田稲美さんが、ラン・フォー・ピース という活動を通してファンドレイジングをされていて、昨年は講師もなさっていた、ということで、たまたま品川のサロンにお邪魔した際に、このイベントのチラシを見かけたのです。チラシを見ていたら秋田さんが、

ぐっちさん、これからはお金を稼ぐ時代ではなくてお金を集める時代よ。

 なーんてことをおっしゃって、拙著『人の力を引き出すコーチング術』の後書きに書いたように、マイクロクレジットなどは興味があったので、なるほどーと思ったのが、そもそものきっかけ。

 その後、国際コーチ連盟日本支部 の理事として、資金調達の担当にならされたなったことで思い出し、ドリームマップ普及協会のファンドレイザーの菰田明子さんのお話を聴き、こりゃなんか奥が深くて面白そうだ、と思ったのが次のきっかけ。
 で、軽い気持ちで 准認定ファンドレイザー必修研修を受講 してみて、過去にも NPOを設立するのを手伝った り、任意団体の非営利団体に理事として関わっていた こともあり、また、現在も、一般社団法人日本支援対話学会 という非営利団体を運営していることもあり、かなり関心を持つようになりました。

 そもそも ビズナレッジは「夢を叶える」ということをドメインに、サイト構築から編集・出版、研修、それにコーチングとビジネス領域を創ってきました。コーチングバンク はその名の通り、人に夢や理想を持ってもらい、その実現をサポートするというプロコーチのファームです。こちらは現在、お蔭様で、日本最大のコーチ数を誇るまでになりました。

「社会課題を解決するためにビジョンを描き、その課題を解決するために」とか「自分の夢を叶えるために」とかいう理由でその実現のための資金を調達するというファンドレイジングは、これらを補完するものになるのではないか?
自称、日本ナンバーワンコーチとしては(?)、日本社会をコーチングするためには、これは極めねばならぬだろう!と。

 そんな可能性を感じたのです。

 後から思えば、研修を受けてみて、いろいろ関わっていた非営利団体の運営がなかなか厳しいのは、ここの根幹がしっかりできていないからなんだ、ということが腑に落ちたというのもあります。

 さて、そんな軽い興奮状態で迎えた当日です。



 最初はオープニングセッション。私はやや遅刻で第二会場でモニター越しの参加です。代表の鵜尾雅隆さんのお話。この方のカリスマ性がヤバイです。カッコイイ。何でも、2009年の立ち上げ当初から、日本の寄付市場を2020年には10兆円にする、とおっしゃっていたそうで、オリンピックも預言したのかっ!と。また笑顔が素敵なんですわ。これが。明確なでっかい夢を持っている人は強いし輝いていますね。

 続いて日本財団の笹川陽平会長の御挨拶。「NPO代表の仕事の7割は資金集め」「日本の寄付文化を育てようとしたが失敗した」「日本財団の職員には准ファンドレイザー以上の資格を必修としたい」等々のお話。なかなか刺激的でした。

 その後は海外からのゲスト、北米でケータイをファンドレイジングのシステムに変えたジム・マニスさんと、NPOコンサルタントのバーナード・ロスさんの御紹介。

 ちなみにオープニングセッションの模様は下記にてご覧いただけます。



Video streaming by Ustream

 私はその後、バーナード・ロスさんのセッションに参加させていただきました。これがとっても面白かった!

 トム・コリンズの『GOOD TO GREAT』(日本名:ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則)を引き合いにしながら、どうすれば GOOD レベルから抜け出して、GREAT レベルになれるのか、ということを、6つのステップを説明しながら解説してくださいました。本は「最初の一行が大事」とおっしゃるように、ロスさんのお話も最初のトークから面白く、私もファンになってしまいました。

 ちなみに『GOOD TO GREAT』の最初の一文は、

 "Good is the enemy of great"(良好は偉大の敵である)

 というもの。確かに、これは結構、グッと来る書き出しですね。


懇親会にて、笑顔の一枚。


御著書にサインをいただいてしまいました。相変わらずミーハーです(w。

御著書はこちら。左側の一冊はめちゃめちゃ売れたそうです。
 
 さて、午後からは、JustGivingJapan のCEO、佐藤大吾さんのセッション。「NPOは受益者負担の原則が通用しない」「日本には寄付文化がないのではなく信頼できるNPO情報とツールがない」「寄付を御願いするのではなくファンドレイズをお願いする」「NYのファンドレイズコストは15%」「ロンドンマラソンではランナーが寄付を募るゼッケンをつけて走るのが普通で、総額で60〜70億の資金調達がされる」など、目からウロコの話がぼろぼろと。

 中でも、あっと思ったのは、クラウド・ファウンディングのクラウドは雲(cloud)ではなく群集(crowd)、というお話。いや、恥ずかしながら勘違いしていたのは私です。別にクラウド・ファウンディングとクラウド・サービスとは関係なかったんですね…。

 続いて、NPO法人Hunger Free World 資金調達担当、石川圭さんのお話。こちらは「もったいない」寄付で1億円以上の資金調達をしている話。細かいTIPSが多かったのでこちらには書きませんが、ものすごく役に立ちそうなお話を披露してくださいました。「スケジュールを組む」「聞く力が必要」「コミュニケーション」「ココロをくすぐる」「PDCAをまわす」といったお話。面白かった!

 初日、最後のセッションは寄付税制と認定NPOの話。講師は昨日の研修でも登壇されていた、NPO会計税務専門家ネットワーク の脇坂誠也さん。当局とのやりとりの話が面白かったです。ここで書いていいのかわからない話もありましたので、ここでは省略します。個人的な意見で言えば、中央官庁の権益の綱引きがあっちいったりこっちいったりで、非常に現場に混乱をきたしているな、という印象。日本の官僚達に全体最適のビジョンを求めるのはシステム的に無理であることが、良くわかります。まあ、だからこそ、NPOとかファンドレイジングとかが必要になってくるのでしょうが…。

 その後、懇親パーティ。ものすごい人数で大いに盛り上がりました。




 とりあえず、ここで初日は終了です! いやはや濃い1日でした。

 続く2日目最初のセッションは、2月21日に日本実業出版社より『入門クラウドファウンディング』を出版される山本純子さん。とっても綺麗な方で、相当な早口でした。頭が良い方なのでしょうねぇ。いろいろな海外の文献や統計の話などを織り交ぜながら猛スピードでお話いただきました。

 専門分野は購入型のファンドレイジング、しかもネットのクラウド・ファウンディングサービスを活用するところのようでした。昨日の佐藤大吾さん、石川圭さんのお話の後だっただけに、頭が整理されて良かったです。「クラウドファンディングは始まりではなく最後に行うもの」「調達側は提供側に永久的な負債を負う覚悟が必要」「お金が集まるのは期間の最初と最後」など、こちらも興味深いお話が多かったです。本の出版が楽しみですね♪

 そして次のセッションは、READY FOR ? 代表の米良はるかさん。あまりこういうことを言ってはいかんのでしょうが、若くて美人で可愛くて話は上手いし頭は良いし感じは良いしで、こういう全てを兼ね備えた人もいるんだなーと。しかも新進ネット企業の経営者にして、ダボス会議でスピーチなんかしちゃったりするそうです。もうすごいですね、としか言いようがないです。「夢がなかった」から始まって「私達の夢」で終わる一貫したSTORY。すぐにでも本になって映画になりそうなお話もすごく面白かったです。部屋が狭かったせいで立ち見まで出ていました。いや、本当に素晴らしいセッションでした。

 こちらも購入型のクラウド・ファンディングの事例とお話でした。ほとんどのプレゼンターが事例に使っている 陸前高田の図書館の事例READY FOR ? さんだったのですね。

 ここまで来て気づいたのですが、皆さん、発表の流れと言うか、形式が似ていますね。もしかしたら協会でも指導があるのかもしれませんし、TEDなど海外のパターンを踏襲しているのかもしれません。自己紹介があり、事業説明があり、事例があり、結論があり、最後に偉人の言葉がある。やはりこういうパターンって偉大ですね。

 続いてランチセッション。独立系ファンドレイザーの 河内山信一 さんのぶっちゃけ話。笑いに溢れる楽しい時間でしたが、いちばん印象に残っているのは「マージンファンドレイザーにはならない」という話。理由はファンドレイザーが寄付の上前をはねると思われるとファンドレイジング業界全体にとってマイナスになるから、というもの。

 このあたり、JustGivingJapan さんも READY FOR ? さんも、寄付は全額、お渡しして、後からシステム利用料をいただく、と言っていた話とリンクすると思いましたし、当然、そうでなくてはならないだろうと思いました。成果報酬のファンドレイジングとなりますと、アフィリエイトのようになりますし、善意なんだか金儲けなんだか、よくわからない世界に突入し、最終的には、その団体の「善意」そのものも否定されることになる可能性もあります。「共感」こそが非営利団体の財産ですから、これは納得ですね。

 河内山さん曰く、2020年までに寄付市場が10兆円になる。現在のファンドレイザー数は約400名。これは成熟した日本に残されたブルーオーシャンだ! 熱いです。

 彼曰く、ファンドレイザーの仕事は「ファンドレイジングしやすい団体にする」ということで、いわばコンサルティング。確かに、外部の人がコンサルやファシリという形で団体に関わるというのは大いに期待されるところなのだろうと思います。そういう意味では、NPOのマネジメント層に対するエグゼクティブ・コーチングというニーズはきっとあるのだろうな、と思いました。っていうか、近日中に コーチングバンク でサービスを立ち上げます(笑。

 さて、そろそろへろへろになったところで、最後のセッションは法律関係。講師は樽本哲さん。個人的には、どのようなトラブルがあるのかの事例が聞きたかったのですが、それは2つだけ、10分だけと少し残念でした。関連法規の解説や個人情報保護法についてのお話が多かったのは、少し残念。よく考えたら弁護士事務所を手伝っていた時代に勉強した知識があるから私は知っているので、一般的には知らない人も多いのかもしれないなぁ、と思ったり。

 つまり、このファンドレイジングをNPOでやろうと思うと、経営の知識や法律の知識、会計の知識、税務の知識など、様々な知識が要求されるのだなぁ、ということがわかりました。ということはその辺を一応、やっている私としては、きっと覚えることはそんなにないのかもしれないので、試験で有利かもしれませんね。(って、実務で使わないと意味が無いのですが…。

 さて、最後の最後はホールでクロージングセッション。第5回ファンドレイジング大賞の発表と受賞式でした。



 東京東信用金庫理事長の澁谷哲一さんのプレゼンターぶりがサービス精神旺盛で、会場の爆笑を呼んでいました。

 さて、2日間を駆け抜けてみて、そこに集う皆さんの老若男女ぶりにまずは驚きました。さすがに小学生とかは居ませんが、大学生から後期高齢者の方まで、しかも日本全国津々浦々から集まってきています。しかも社会の課題を解決したい、という方ばかりですので、非常に穏やかで優しい感じでした。あまりこういうことを言ってはいけませんが、これがコーチの集まりになりますと、ちょっと不自然なギラギラ感が垣間見えるものですが、それはさすがになく、ここは大人の安心安全な場の集まり、という印象です。

 しかし、話している内容はお金のことです。これがまた面白い。バーナード・ロスさんが「人にお金をくださいと言うことが好きですか? 好きではないという人はここを去って、他の仕事を探した方がいい」とおっしゃっていました。そして、イギリスの赤十字のトップにインタビューに行った際、寄付の御願いをされたという話もされていました。ファンドレイジングというのは、そういうことなのだな、と納得しました。

 例えば、踊る大捜査線で青島くんは「正しいことをやりたければ偉くなれ」と言われ、結局、最後には警察の人間になってしまいます。振り返ってみると、純粋に善意でやりたいと思うことがあっても、権力がないとかお金がないという理由で、不自由な世界で満足しなければならない、というのがこれまででした。

 しかし、そこにファンドレイジングがあって、その「正しいこと」に共感して応援してくれる人が居れば、世界はすぐにでも変えられる、という現実があることを、今回は知ることになりました。例えばケニアの赤十字では、観光客向けのホテルをファンドレイジングで建設し、その収益を医療に充てているそうです。3Dプリンタの開発もクラウド・ファンディングで行っているという話をよく目にします。もはや既にそういう時代になっているのだということを実感しました。

 ちなみにバーナード・ロスさんは若い頃、コミュニストだったそうです。共産主義という実験は20世紀とともに崩壊しましたが、ファンドレイジングという形で、既に永久革命が起こっている世の中になっているのかもしれない。そんなことを思ったのでした。(ちなみに、ロスさん曰く、コミュニストになったきっかけは、『共産党宣言』の有名な冒頭の一文、A spectre is haunting Europe — the spectre of communism. にはまったからだったそうな。)

 そもそも、コーチングバンク という会社は、コーチングの普及によって世界のコミュニケーション環境のインフラ整備に貢献し、世界平和を実現させる、というミッションのもとに作られた会社です。登録型のサービスでありながら無料登録で、収益源がない、という社会起業的な要素が強いです。

 既に一部はスタートしていますが、今後はもっとファンドレイジング的な要素をうまく取り入れながら、急成長することによって、目的である「コミュニケーション環境のインフラ整備に貢献し、世界平和を実現させる」というところに突き進んで行きたいと思ったのでした。

 最後に、このイベントはボランティアの皆様の力で成立していました。それが何とも居心地の良い空間で、さすが!と思いました。最後は客側が拍手で送り出されるという演出まで…。感動しました。ありがとうございます!
| 原口佳典 | ファンドレイジング | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

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